昨日もご質問いただきました。この時代に洗えないとはなにごとかと。
残念ながら弊社では、綿・麻などの自然素材を昔ながらの織機で織り、昔ながらのでんぷん糊で仕上げております。むかし必需品であった蚊帳を大量に安く供給するため、織り、加工、縫製各工程で効率よく作業する必要があり、でんぷん糊仕上げをしたのです。したがって洗うと目がずれてデレデレになってしまいます。当時、洗濯することなどかんがえてもいなかったのです。
現在の生産技術で、ウォッシャブルにすることは可能ではあるのですが、生産ロットの都合で手つかずです。また、もしできても誰がどうやって乾かすかという難問があります。しわだらけになりますし。
申し訳ありませんが現状では洗える蚊帳は中国製のポリエステル100の廉価版をお求めいただくしかありません。
なお、室内使用の蚊帳はご心配いただくほど汚れることはなく(ジコチューですが)、万一汚れたときは固く絞ったふきんなどでたたいていただければ汚れ軽減できます。